『非営利組織の経営』を読んだ後に読みたくなった本です。初読は12年以上前でした。
『非営利組織の経営』P.F.ドラッカー/ダイヤモンド社
「知の巨人」「マネジメントの父」と称されたドラッカーの名著集第4巻。無料学習支援を始めるにあたって読みました。経営についてなにもわかってなくても読みやすく、自分の「ミッション」は何かを言語化するきっかけとなりました。
印象に残った文
「全般の空気よりして、当時も今日も(大和の)特攻出撃は当然と思う」(p.101)
日本でアメリカ式の新自由主義を導入しようとする経済学者に対して、僕は、「キリスト教が支えてくれないのに、どうしてそんなことができるんだ?」と呆れていました。(p.181)
日本語は、(…)相手との関係が決まらないと発言できない言語です。日本語は「世間」と共に生きている言語なのです。(p.226)
読んだ感想
2010年10月23日、国語科研究の一環として「ことばと学びをひらく会」に行った。
その際に講演していた鴻上尚史氏の話が非常におもしろく、興味深かったため本を購入。
講演時に話していた内容と似ていたが、あまりにも自分にしっくりきて、とてもスッキリした。
自分は日本語を尊重していて、欧米とは言語のしくみが違うのだから比べてもしかたないなどど漠然と感じていた。
そのことについて、根拠を明確に、かつわかりやすく述べていることに感銘を受けた。
自分の考えがますますクリアになり広がっていきそうで嬉しい。
世代間のギャップも納得でき、これは自分の父親に理解してもらいたい点である。
いかにも日本人的な部分をもつ自分を、これからの空気の中でどう活躍させられるか、自己変革を要するとも思った。
再読必須。
(2010.10)
久々に再読しました。
【再読】『「空気」と「世間」』鴻上尚史/講談社現代新書
初めて読んだのは13年前です当時も今回も読んでよかったと思いました 今回は、『非営利組織の経営』を読んだ後に再読したくなりました 印象に残った文(一部) 一部とはいえ、まあまあの量です 「空気」もまた、その正体を知らないまま、「読み方」だけ...